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「Python 3.8.5」が公開、“.tar”ファイルの処理で無限ループに陥る脆弱性を修正

「Python 3.9.0」は最終ベータ版に。10月に正式リリース

「Python 3.8.5」が公開

 「Python 3.8.5」が、7月21日にリリースされた。現在、「Python」の公式サイト“python.org”から無償でダウンロード可能。Windows 10向けのバイナリは、“Microsoft Store”からも入手できる。未導入の環境で「コマンド プロンプト」から「Python」を利用するとすると、「ストア」アプリが起動して「Python 3.8」をインストールできる。

 「Python 3.8.5」は、「Python 3.8」シリーズのマイナーアップデート。悪意のある細工が施された“.tar”ファイルを処理すると無限ループに陥る脆弱性(CVE-2019-20907)などが発見されたため、予定より前倒しでリリースされた。次回の更新は9月半ばが予定されている。

 また、同日付けで「Python 3.9.0」のベータ第5版も公開されている。「Python 3.9.0」のベータ版リリースはこれが最後になる予定。来月のリリース候補版を経て、10月に正式リリースされる。