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個人開発のビデオ通話アプリ「vs5x」がデスクトップ共有に対応 ~v0.1.1が公開

作者は「Brynhildr」や「SkyPhone」の開発で知られるIchiGeki氏

「vs5x」v0.1.1

 ビデオ通話アプリ「vs5x」の最新版「vs5x 0.1.1」が、7月27日に公開された。今回のアップデートの目玉は、デスクトップ共有機能が追加されたこと。

 「vs5x」は、フリーのWindows向けリモートデスクトップソフト「Brynhildr」やモバイル向けの無料通話アプリ「SkyPhone」で知られるIchiGeki氏が新たに開発したビデオ通話アプリ。ボイスチャットツール「st4d」をベースに、双方のビデオカメラの映像をキャプチャーして送れるようにしたものだ。

 映像データの圧縮アルゴリズムには「VP8」、音声データの圧縮アルゴリズムには「CELT」が用いられており、通信は「Blowfish」で256bit暗号化されている。使い方は「Brynhildr」とほぼ同じで、片方で「vs5x」をサーバーモードで動作させておき、もう片方で「vs5x」をクライアントモードで起動してサーバーに接続するだけだ。まだ開発初期の段階で実用には適さないかもしれないが、個人開発のソリューションとしては興味を惹かれるものがある。

 本バージョンでは、Webカメラの映像を相手に送る代わりに、デスクトップの画面を送信する機能が追加された。ツールバーに新設されたビデオボタンをクリックすると、画面右側のセルフ映像がデスクトップ画面のサムネイルに切り替わり、相手には自分のデスクトップ画面が送られるようになる。

デスクトップ共有をクライアント側から視聴した様子

お詫びと訂正: 記事初出時、「vs5x」は個人利用のみ無料で利用できるとお伝えしましたが、法人であっても利用できました。お詫びして訂正いたします。

ソフトウェア情報

「vs5x」
【著作権者】
IchiGeki 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.1(20/07/27)