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フリーの高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」のライセンスが変更、v2.5.8が公開
今後は“個人利用のみ”に
2020年2月3日 11:00
高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」の最新版v2.5.8が、2月1日に公開された。併せて、ライセンスの変更もアナウンスされている。
「Brynhildr」は、他のPCを手元のPCで遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、クリップボード内のテキストデータの転送、ファイル転送といった機能を備えており、マルチモニター環境もサポートされている。安定性も十分で、手術支援システムなどの高い信頼性が求められる分野にも応用されているという。対応OSは、Windows 2000/Server 2003以降。
さらに、iOSアプリ「KeroRemote」や、有志で開発されているクロスプラットフォーム版「Qt Brynhildr」(Windows/Mac/Linux)との接続も可能。クライアント機能のサンプルがパブリックドメインのオープンソースとして公開されているため、オリジナルのクライアントアプリを開発して配布・販売することもできる。
「Brynhildr」はこれまで“個人法人営利非営利を問わず無償”で提供されていたが、ほかにも事業を抱えるなか、法人ユーザーのサポートに時間を割くのが難しくなってきたという。そのため、今後は“ご利用は個人利用の範囲内に限る”という条件に変更される。法人ユーザーは(株)エル・シィでサポートを受けられるとのこと。
なお、「Brynhildr」v2.5.8における変更は細かい修正が中心だ。音声伝送周りでアプリが強制終了されてしまう可能性があったのが修正されたほか、ログ出力のプロセスIDが4桁から6桁に増やされている。
ソフトウェア情報
- 「Brynhildr」
- 【著作権者】
- IchiGeki 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/8/10およびServer 2003/2008/2012/2019/2016
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用の範囲内のみ)
- 【バージョン】
- 2.5.8(20/02/01)