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アプリフレームワーク「Electron 10」が公開 ~「Chromium」や「V8」、「Node」を更新

3バージョン前の「Electron 7」系統はサポートが打ち切り

「Electron 10.0.0」がリリース

 アプリケーションフレームワーク「Electron」の最新版v10.0.0が、8月25日に公開された。「Electron」は、GitHub社が開発したオープンソースのGUIフレームワーク。HTML/CSS/JavaScriptといったWeb技術だけでWindows/Mac/Linuxに対応したデスクトップアプリケーションを開発可能で、GitHubが開発している「Atom」や「GitHub Desktop」以外にも、「Visual Studio Code」など多くのクロスプラットフォームアプリケーションで採用されている。

 「Electron 10.0.0」では、コアコンポーネントが以下のバージョンへアップデートされ、「Chrome 85」「Chrome 84」などで導入された新機能が「Electron」でも利用できるようになる。

  • Chromium:85.0.4183.84
  • V8:8.5
  • Node.js:12.16.3

 また、ウィンドウやスクリーンを取得できる“desktopCapturer”モジュールがメインプロセスで利用できるようになったほか、セッションが永続的かどうかをチェックする“ses.isPersistent()”APIが追加されるなどの改善も施されている。

 一方で、リリースポリシーに従い3バージョン前の「Electron 7」系統はサポートが打ち切られているので注意。「Electron」は四半期に一度の開発サイクルを採用しており、次期バージョンの「Electron 11」は年内にもリリースされる。