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Microsoft、「Microsoft Edge」に導入予定の新しい“履歴”インターフェイスを発表
ピン留めしてサイドバーにも。他のデバイスで開いているタブにも手軽にアクセス
2020年11月18日 14:20
米Microsoftは11月17日(現地時間)、「Microsoft Edge」に導入される予定の新しい“履歴”インターフェイスを発表した。“Microsoft Edge Insider”の“Dev”チャネルと“Canary”チャネルで一足先に体験できる。
新しい“履歴”インターフェイスは先日発表された“お気に入り”と同じようなポップアップスタイルとなっており、ツールバーに追加して利用できる。フォーカスを失えば自動で閉じて邪魔にならず、ピン留めアイコンをクリックすれば閲覧画面の右側にサイドバーとして固定表示できるのも同じだ。フィルタリング機能を備えており、目的のWebページをすばやく探し出せたり、閲覧履歴を削除するコマンドにすぐアクセスできるのも魅力と言えるだろう。
“お気に入り”インターフェイスと異なる点は、3つのピボット(タブ)を切り替えられるようになっている点だ。デフォルトの“すべて”は、文字通りこれまでの閲覧履歴を一蘭表示する。“最近閉じた項目”は、誤って閉じてしまったタブを開きなおしたいときに役立つだろう。
最後の“その他のデバイスのタブ”は、“Microsoft アカウント”で履歴とタブの同期を有効化している場合のみ利用可能。モバイルで読んでいた記事の続きをデスクトップで読みたい場合など、他のデバイスの「Edge」で開いていたWebページにアクセスしたいときに使える。
なお、履歴とタブの同期はまだ利用できない地域があるかもしれない。設定画面で無効化されている場合は、しばらく待つ必要があるだろう。
そのほかにも、“Dev”チャネルや“Canary”チャネルの「Edge」では“垂直タブ”機能やスクリーンショットの撮影機能などがテスト中。現在、“Microsoft Edge Insider”から無償でダウンロードできる。安定(Stable)版「Edge」と同じ環境で共存させることも可能だ。