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「Chrome OS」がスクリーンセーバーに対応 ~“WebAuthn”でサインインも簡単に

「Chrome OS 88」に導入の新機能

「Chrome OS」でスクリーンセーバーが利用可能に

 米Googleは1月26日(現地時間)、最新の「Chrome OS」に追加された機能を発表した。Webアプリケーションにおけるサインイン体験が改善されたほか、ロック画面のカスタマイズ機能が強化されている。

 Webサービスのログインに用いるパスワードは、簡単に推測されないように長く、十分に複雑なものが望ましい。しかし、そうした強いパスワードは覚えにくく、入力も大変だ。

 そこで、最新の「Chrome OS」では“WebAuthn”と呼ばれる新しいWeb認証機能をサポートした。“Dropbox”や“GitHub”といった対応サイトではログインの際、パスワードの代わりにChromebookのロックを解除するために設定したPINや指紋で安全にサインインできる(指紋を利用する場合は、端末に指紋リーダーが必要)。また、Chromebookで設定したPINや指紋を2段階要素の第2要素として利用することも可能。別途セキュリティキーや携帯電話を用意する必要はない。

“WebAuthn”でお手軽ログイン

 次に、端末がアイドル状態のときに表示するスクリーンセーバーがサポートされた。スクリーンセーバーには写真や時刻、天気、再生中のメディア情報などが表示可能で、Chromebookをスマートディスプレイのように利用することができる。

 スクリーンセーバーに表示できる写真は、“Google フォト”にアップロードされているお気に入りのほかにも、NASAや「Google Earth」が提供する地球・宇宙の写真、“Getty Images”などで提供されている写真などが利用可能。メディアを再生している場合はその情報を表示させたり、ロックを解除せずに再生や一時停止といった操作も行える。

 スクリーンセーバーのカスタマイズは、「Chrome OS」の設定画面の[カスタマイズ]セクションで行える(初期設定では無効)。

「Chrome OS」の設定画面の[カスタマイズ]セクション
“Google フォト”にアップロードされているお気に入りのほかにも、NASAや「Google Earth」が提供する地球・宇宙の写真、“Getty Images”などで提供されている写真などが利用可能