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多機能ブラウザー「Vivaldi 3.6」がリリース ~大量のタブを2段のタブバーで見やすく整理

“タブスタック”が2段表示に対応。タブバーが上下左右どこに配置されていてもちゃんと機能

「Vivaldi 3.6」で導入された“2段タブスタック”

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは1月28日(現地時間)、デスクトップ向け「Vivaldi」の最新版v3.6を正式公開した。本バージョンでは“タブスタック”を2段表示にする機能を追加している。

 “タブスタック”は、複数のタブをひとまとめにできる管理機能。[Ctrl]キーを押しながらタブを複数選択した状態でタブの右クリックメニューから[(選択中のタブの数)個のタブをスタック]というコマンドを実行すると、タブがグループ化される。タブをドラッグ&ドロップしてまとめることも可能。大量のタブを整理し、見通しをよくしたい場合に役立つ。

タブを複数選択してひとまとめにする“タブスタック”。タブのドラッグ&ドロップからも利用可能

 今回導入された“2段タブスタック”は、従来のタブスタックよりも場所をとってしまうものの、スタックされたタブを一覧したり切り替えたい場合には適している。「Vivaldi」はタブバーをブラウザー画面の上下左右好きなところに配置できるが、どの場所に表示してもちゃんと機能するのもよい。

従来のコンパクトなタブスタックと“2段タブスタック”
“2段タブスタック”はタブバーをブラウザー画面の上下左右好きなところに配置してもちゃんと機能する

 そのほかにも、カスタムメニューが拡充。macOSでは“Touch ID”がサポートされている。

 デスクトップ版「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.6.2165.34(20/01/28)