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マイクロソフトのサポートを騙る詐欺に注意! 金銭を詐取されたり、PCにマルウェアを仕込まれる恐れ

閉じられないダイアログが表示されたら、落ち着いて[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キー

マイクロソフトのサポートを騙る詐欺の一例

 日本マイクロソフト(株)は1月29日、同社のサポートを騙る詐欺について注意喚起するWebサイトを更新した。PCでインターネットを閲覧している際、ガイド音声や警告音とともにマイクロソフトを名乗った警告がWebブラウザーに表示される事例を確認しているという。

偽警告画面の内容の例

『この PC へのアクセスはブロックされました』

『このウィンドウを閉じると、個人情報が危険にさらされ Windows 登録が停止されます』

『この重要な警告を無視しないでください』

『Trojan スパイウェアアラート・エラーコード: #0x898778』

 このような警告が表示されると、Webブラウザーを閉じるなどの操作を受け付けない状態となり、セキュリティ対策のために特定の電話番号に電話するよう案内が表示される。しかし、これはマイクロソフトを詐称する何者かの行為だ。電話番号が書かれていても、連絡してはならない。サポートを提供する名目でユーザーに支払いやPCの遠隔操作を求められ、遠隔操作を許可した場合は個人情報を盗み取ったり、PCやデータに損害を与えるコンピューターウイルスやランサムウェア(データを勝手に暗号化し、元に戻してほしくば金銭を支払えと脅すタイプのマルウェア)を仕込まれてしまう可能性がある。

 同社によると、サポートから以下の行為を行うことはないとのこと。

  • エラーや警告のメッセージにサポート窓口の電話番号を記載することはない
  • サポートの際、Bitcoinやギフトカードの形式で料金を請求することはない
  • サポートからメールや電話をすることはない。ユーザーからコンタクトがあった場合にのみ反応する

 消せない警告ダイアログやエラーメッセージが表示された場合は、以下の手順で消すことができる。

  1. [Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押す
  2. [ロック]や[サインアウト]などと書かれた青い画面が現れるので、[タスク マネージャー]を選択する
  3. デスクトップが再び表示されて「タスク マネージャー」が起動したら、Webブラウザー(「Microsoft Edge」や「Google Chrome」)を選択して[タスクの終了]ボタンを押す
[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押す。青い画面が現れるので、[タスク マネージャー]を選択
「タスク マネージャー」が起動したら、Webブラウザーを選択して[タスクの終了]ボタンを押す