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「Opera 74」にメモリ使用量を削減するタブスヌーズ機能が導入

アップロードするファイルを探す手間を省ける“Easy Files”機能やタブ検索も強化

「Opera」v74.0.3911.75

 ノルウェーのOpera Softwareは2月2日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 74」を正式公開した。ベースの「Chromium」がv88.0.4324.104へ更新されたほか、新機能の追加と既存機能の改善が行われている。

 まず、メモリ使用量を削減するタブスヌーズ機能が導入され、初期状態で有効化された。これはタブスリープとも呼ばれている機能で、アクティブでないタブを一時停止、リソースを解放してシステム負荷を削減するものだ。タブを大量に開いている場合に効果的だが、非アクティブなタブを復帰させる際に若干のオーバーヘッドが予想されることから、無効化するオプションも用意されている。

タブスヌーズ機能は設定画面から無効化することも可能

 また、ファイルをアップロードする際に最近ダウンロードしたものやクリップボードに格納されているデータをサジェストしてくれる“Easy Files”機能を拡充。これまでは直近3つのダウンロードファイルしかサジェストしてくれなかったが、最新版では横スクロールで以前にダウンロードしたすべてのファイルにアクセスできるようになった。顔の絵文字アイコンをクリックすれば、“Easy Files”機能改善のためのフィードバックを送信することもできる。

あるサイトでダウンロードしたファイルを他のサイトへアップロードする手間を削減する“Easy Files”機能

 そのほかにも、開いているタブと最近閉じたタブをキーワードでフィルタリングできる検索タブ機能も改善された。以前は画面右上の虫眼鏡アイコンをクリックする必要があったが、[Ctrl]+[Space]キーでもアクセスできる。キーワードを入力することを考えれば、キーボードのみで操作できる方が使い勝手はよいだろう。

開いているタブと最近閉じたタブをキーワードでフィルタリングできる検索タブ機能

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。すでにインストール済みの場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることも可能。