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「Google Chrome」のアドレスバーから便利な機能を即座に実行 ~新しい「Chrome Action」がリリースへ

ベータ版で先行テスト中で、「Google ドキュメント」での新規ドキュメント作成などが可能に

「Google Chrome」の「Chrome Action」

 米Googleは5月27日(現地時間)、「Google Chrome」に新しい「Chrome Action」を追加すると発表した。今年後半にリリースされる予定で、それまではBeta版の「Chrome」でテストされる。

 「Chrome Action」はオムニバー(アドレスバー)から「Chrome」の機能を検索・実行できる仕組みで、「Chrome 87」から導入されている。メニューや設定画面を彷徨わなくても、よく使う「Chrome」の機能を手軽に利用できるのがメリットだ。正式版では現在のところ、以下の6つのコマンドがサポートされている。

  • 閲覧履歴の消去
  • 支払い方法を管理
  • シークレット(Incognito)ウィンドウを開く
  • パスワード管理
  • Chrome の更新
  • ページを翻訳

 これに加え、Beta版「Chrome」では以下の3つのコマンドが利用できるようになるとのこと。利用できない場合は、試験運用機能の管理画面(chrome://flags)にアクセスし、「#omnibox-pedals-batch2」と「#omnibox-pedals-default-icon-colored」を有効化して「Chrome」を再起動すればよい。

Run Chrome safety check

 「Chrome」に内蔵されている「安全確認」機能を実行。「Chrome」がアップデートされているか、パスワードの漏洩がないか、「Chrome」の設定が安全なものになっているかなどをチェックできる。

「Chrome」に内蔵されている「安全確認」機能を

Create doc

 「Google ドキュメント」で新規ドキュメントを作成する。「docs.new」などへアクセスした場合と同じ効果があるものと思われる。

「Google ドキュメント」で新規ドキュメントを作成する「docs.new」

Manage Google Account

 「Google アカウント」の管理画面にアクセスし、個人情報や支払い方法、サブスクリプションなどをチェックする。「Chrome Action」を使わない場合は、画面右上のプロフィールパネルからアクセスするのが簡単だ。

画面右上のプロフィールパネル

 「Google Chrome」ベータ版はWindows/Mac/Linux/Android/Chrome OSに対応するフリーソフトで、現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10で利用できる。