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「Gmail」で信頼できるドメインからのメールアイコンにブランドロゴを表示する機能

DMARCを利用したBIMIをサポート

「Gmail」がDMARCを利用したBIMIをサポート

 米Googleは7月12日(現地時間)、「Gmail」全体でBIMI(Brand Indicators for Message Identification)をサポートしたことを発表した。今後数週間にわたって展開される見込み。

 BIMIは、信頼できる企業や組織のドメインから送信されたメールのアイコン(アバタースロット)に、ブランドロゴを表示する機能。ブランドロゴが表示されているメールは、なりすましによるフィッシングメールではないことが簡単に判別できるため、安心してメールを利用できるようになる。

信頼できるドメインからのメールアイコンにブランドロゴが表示される

 信頼できるドメインの認証には、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)と呼ばれる仕組みが用いられる。DMARCは、送信元のメールサーバーのIPアドレスなどが正当かどうかを判別するSPF(Sender Policy Framework)と、メールが改ざんされていないことを電子署名で検証するDKIM(DomainKeys Identified Mail)が使用される。また、表示されるブランドロゴは、認証機関がVMC(Verified Mark Certificate)を使ってGoogleに提供したものが使われる。

 BIMIをサポートする認証機関は今のところEntrustやDigiCertなどが利用できるとのこと。