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「Gmail」の新インターフェイスがいよいよデフォルト設定に ~一部のユーザーから自動変更が開始

「Meet」や「Chat」などにクイックアクセス可能な「統合ビュー」

「Gmail」の新インターフェイスがいよいよデフォルト設定に

 米Googleは6月28日(現地時間)、一部の「Google Workspace」利用者を対象に、同社が提供するフリーメールサービス「Gmail」のデフォルト設定が新インターフェイスへ変更されるようになったと発表した。即時リリース方式・計画的リリース方式のドメインともに同日より順次ロールアウトされ、変更が反映されるまで15日以上かかる見込み。

 「Gmail」の新インターフェイスについては、今年1月31日(現地時間)に披露されたもの。従来、折り畳み・展開が可能なリストとして表示されていた「Google Meet」や「Google Chat」などのアプリが画面左端のアイコンとして表示され、それぞれに通知がある場合はアイコンのバッジとして表示される「統合ビュー」を採用したことが最大の特徴だ。

 同一のビューからメールのやり取りに加え、「Meet」や「Chat」、「Spaces」各アプリにもすばやくアクセスできるので、作業の効率性が大きく向上するとして注目を集めている。さらに、「Android 12」以降から採用されたGoogleの新デザインフレームワーク「Material You」も取り入れられており、サービス横断でユーザーの好みに合わせた色調に統一するパーソナライズ機能も利用可能だ。

【「Gmail」新インターフェイスの紹介映像】
Learn about the new Gmail layout
新インターフェイスのレイアウト図

 新インターフェイスがデフォルトになったユーザーは、設定画面から従来のバージョンの「Gmail」に戻すことができるという。

 また同社によると、クイック設定メニューに「Meet」や「Chat」の表示を有効・無効化するオプションを新たに導入。他のアプリを使用していないユーザーは「Gmail」のみを表示することも可能だ。

新しい「Gmail」の画面(「Gmail」のみを使用する場合)
従来の「Gmail」の画面
「Meet」や「Chat」など表示するアプリをカスタマイズ可能

 なお、新インターフェイスが利用できるのは、下記にある「Google Workspace」のエディションのユーザーか、個人向けGoogle アカウントを持つユーザーが対象となる。「Google Workspace Essentials」のユーザーは利用できない。

  • Google Workspace Business Starter
  • Google Workspace Business Standard
  • Google Workspace Business Plus
  • Google Workspace Enterprise Essentials
  • Google Workspace Enterprise Standard
  • Google Workspace Enterprise Plus
  • Google Workspace for Education Fundamentals
  • Google Workspace for Education Plus
  • Google Workspace Frontline
  • Google Workspace for Nonprofits
  • G Suite Basic
  • G Suite Business Standard