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「Gmail」に差し込み機能が追加 ~「Google コンタクト」から宛先に応じた姓名などを挿入

「Gmail」に差し込み機能が追加

 米Googleは10月24日(現地時間)、「Gmail」に差し込み機能を追加したことを発表した。2022年7月に追加された「マルチ送信モード」を使って複数の宛先にメールを送信する際、宛先ごとに姓名などを挿入することが可能。

複数の宛先にメールを送信する際、宛先ごとに姓名などを挿入することが可能

 差し込み機能を利用するには。まずメール作成画面の下部にあるツールバーから「マルチ送信モード」に切り替える。次に[宛先](To:)欄に送信したい宛先を複数入力し、「@」に続けて挿入したいデータの種類に応じたタグを入力する。機能が反映されていれば「@」を入力するだけで、タグの候補リストが表示されるはずだ。

 送信する前には自分宛てにプレビュー版を送信可能。プレビュー版では先頭の受信者のデータが挿入される。

送信する前には自分宛てにプレビュー版を送信可能

 差し込みデータは「Google コンタクト」に登録されているデータが利用される仕組み。「Google コンタクト」に登録されていないデータがあった場合はエラーが表示され、決められたデフォルト値を入力するか、いったん下書きに戻るかを選択できる。差し込めるデータの種類は以下の通り。

  • :@firstname
  • :@lastname
  • フルネーム:@fullname
  • メールアドレス:@email

 差し込み機能は、「Google Workspace」の以下のエディションで利用可能。即時リリースのドメインで10月24日から、計画的リリースのドメインでは11月7日から段階的にロールアウトされる。全ユーザーに展開されるまで最大15日かかる見込みだ。

  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Starter
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus
  • Education Plus
  • Individual

 残念ながら、「G Suite」のBasic/Businessや個人のGoogle アカウントなどでは利用できない。