「Gmail」に自由度の高いテンプレートエディターが追加

　米Googleは、メールサービス「Gmail」において、メールのテンプレートをオリジナルで作成できるエディターを追加したことを発表した。

　テンプレートエディターは、「Gmail」で本格的なニュースレターやブランドメールなどを作成できるもの。これまでデフォルトのテンプレートから選び、文字や画像など限られた内容のみ編集できた。今回追加されたエディターでは編集できる内容が増え、配色、ロゴ、画像、フッターテキスト、リンクなどの配置も自由にカスタマイズ可能。

　テンプレートエディターは、メール作成画面下部のツールバーからレイアウト選択画面を開き、上部のツールバーでエディター画面へ切り替えて利用可能だ。新規のテンプレートをゼロから作成できるほか、デフォルトで用意されたテンプレートを編集して、再定義することもできる。

テンプレートの編集

　テンプレートの作成および編集は「Gmail」のほか、「Google ドライブ」からも可能。カスタマイズしたテンプレートは「Google ドライブ」に独自の拡張子で保存され、ドライブ上でレイアウトを編集できる。編集後は、「Gmail」に移動し、メールを作成可能。テンプレートはドライブ内の検索窓から「type:email-layouts」と打ち込み検索することで見つけることができる。

「Google ドライブ」から編集も可能

　さらに、テンプレートファイルを別のユーザーに共有すると、「Gmail」および「Google ドライブ」で保存したレイアウトを共同編集可能。また、複数の宛先にメールを送信する際、宛先ごとに姓名などを挿入できる「差し込み機能」もテンプレートのレイアウトに組み込める。

　この機能を利用できるのは以下のエディション。

• Workspace Business Standard
• Business Plus
• Enterprise Standard
• Enterprise Plus
• Education Standard
• Education Plus
• Workspace Individual

　「Gmail」の作成ウィンドウ内での展開は、即時リリースドメインで3月12日から、計画的リリースドメインで4月8日に、段階的に展開する予定としており、いずれも適用まで最大15日かかる見込み。また、「Google ドライブ」での展開は、即時リリースドメインで3月25日から、計画的リリースドメインは4月15日から段階的に展開する予定としており、こちらも適用まで最大15日かかる見込みとしている。