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無料の手書き風フォント「よもぎフォント」がリニューアル ~Google Fontsで公開

JIS第二水準・IBM拡張文字までの漢字とラテン文字をカバー。SIL Open Font License 1.1で商用も可能

手書き風の日本語フォント「よもぎフォント」がリニューアル(「GitHub」のプロジェクトページから引用)

 手書き風の日本語フォント「よもぎフォント」が、7月17日にリニューアルされた。JIS第二水準・IBM拡張文字までのすべての漢字とラテン文字を追加収録し、「Yomogi」という名前でフォントライブラリ「Google Fonts」から利用可能になったほか、ライセンスの縛りが比較的緩い「SIL Open Font License 1.1」に変更されている。個人利用・商用にかかわらず無償で利用可能で、Webサイトに埋め込むだけでなく、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。

 「よもぎフォント」(Yomogi)は、かわいらしい字体の手書き風日本語フォント。v2.00で教育漢字、2014年のv2.15でJIS第一水準漢字の収録を完了してからも、こつこつとグリフが拡充され、現在はJIS第二水準までのすべての漢字が利用できるまでになっている。

 デザインはかわいらしさ溢れる手書き風で、極細の字画が特徴。繊細で頼りなく感じられる人もいるかもしれないが、手書き風フォントにありがちな丸みは控えめで、しっかりしたハネをめいいっぱい使ったグリフはなかなか力強く、インパクトのある雰囲気だ。罫線の文字に絵文字が割り当てられているのも楽しい。

 「よもぎフォント」は現在、「Google Fonts」からTrueType形式が無償でダウンロード可能。ソースコードは「GitHub」で公開されている。

ソフトウェア情報

「よもぎフォント」
【著作権者】
さつやこ 氏
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.00