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Embarcadero、「Delphi」「C++Builder」の無償版を最新の「10.4 Sydney」にアップグレード

ライセンス違反の利用が増加中。利用条件に合致しない場合はトライアル版の利用を

Embarcadero、「Delphi 10.4.2」と「C++Builder 10.4.2」の「Community Edition」をリリース

 米Embarcadero Technologiesは7月20日(現地時間)、「Delphi 10.4.2」と「C++Builder 10.4.2」の「Community Edition」をリリースした。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能(要アカウント)。

 「Community Edition」は「Professional Edition」に相当するすべての機能を学生やホビーユーザー向けに無償で提供するもの。開発したアプリの売り上げが年間5,000米ドルまで、あるいはチームが5人未満であれば利用できる。

 同社はライセンス違反の利用が増えていることを憂慮し、コミュニティ版v10.4の公開を意図的に遅らせていたが、今回の決定により再び最新の機能を無償で利用できるようになった。「Community Edition」は評価を目的とした製品ではなく、利用条件に合致しない場合や、合致するかわからない場合はフル機能を30日間無償で体験できるトライアル版を利用するよう呼び掛けている。