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Embarcadero、「Delphi/C++Builder 10.4.2 Community Edition」のライセンスを延長

1年経過でライセンス切れが発生

Embarcadero、「Delphi/C++Builder 10.4.2 Community Edition」のライセンスを延長

 米Embarcadero Technologiesは8月4日(現地時間)、「Delphi」および「C++Builder」の「Community Edition 10.4.2」ライセンスを延長すると発表した。

 「Community Edition」は「Professional Edition」に相当するすべての機能を学生やホビーユーザー向けに無償で提供しているもの。開発したアプリの売り上げが年間5,000米ドルまで、あるいはチームが5人未満であれば利用できる。

 「Community Edition」のライセンスは1年で、有効期限が切れる前に次の「Community Edition」がでれば無償で利用し続けることができるはずだが、v10.4.2のリリースから1年以上たった現在も後継バージョンの提供はない(有償版の最新版はv11.2)。そのため、ライセンスが切れて「Community Edition」を利用できなくなっているユーザーがいるという。

 そこで、同社は引き続き「Community Edition」を利用できるよう、ライセンスを延長することにしたとのこと。希望者はサポートページの案内に従って、新しいライセンスを取得してほしいとしている。

 なお、「Community Edition」はライセンスに関連した問題を除き、テクニカルサポートはいっさい提供されていないので注意したい。