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「Adobe Fonts」にフォントワークスの11フォントが仲間入り ~筑紫明朝、UD丸ゴ・角ゴ、キアロなど
日本語フォントのラインナップを一覧できるPDF形式の見本帳も提供
2021年9月14日 16:10
米Adobeは9月14日(日本時間)、フォントライブラリサービス「Adobe Fonts」を拡充し、日本語のフォントラインナップを強化したと発表した。フォントワークスから新たに11フォントが追加されたほか、UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)のラインナップが増えたのが目玉だ。
「Adobe Fonts」は、「Adobe ID」があれば利用できるフォントサービス。基本的には「Adobe Creative Cloud」の有償プランに加入しているクリエイター向けで、現在のフォントラインナップは18,000以上にも上るという。利用できるフォントは限られるものの、無償プランのユーザーでも利用そのものは可能。Adobe製品だけでなく、「Word」や「Excel」といったビジネスアプリや、iPad、iPhoneなどのiOS端末でも利用できる。
今回のアップデートの目玉は、フォントワークスから新たに追加された11フォントだ。人気の「筑紫書体シリーズ」のなかでも、書籍の装丁でよくご利用されている格調高い「筑紫Aオールド明朝」や、可読性・視認性・判別性に優れるUDフォントが利用できるようになった。
- UD丸ゴ_スモール Pr6N M
- UD丸ゴ_ラージ Pr6N L(ウエイト追加)
- UD角ゴ_スモール Pr6N R
- UD角ゴ_ラージ Pr6N L(ウエイト追加)
- UD角ゴC60 Pro L
- UD角ゴC70 Pro R
- UD角ゴC80 Pro B
- UD明朝 Pr6N B
- 筑紫明朝 Pr6N L
- 筑紫Aオールド明朝 Pr6N L
- キアロ Std B
一方で、モリサワから提供されていた25フォントは利用不能となった。代わりに以下の4フォントが提供されている。
- UDデジタル教科書体 Pro R
- 游ゴシック体 Pr6N R
- A-OTF ゴシックMB101 Pr6N L
- A-OTF UD新ゴコンデ80 Pr6N L
「Adobe Fonts」で利用できるフォントの見本は、Webサイトで閲覧可能。日本語フォントのラインナップを一覧できるPDF形式の見本帳も提供されているので、フォントを探すときにはぜひ役立てたい。