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「Opera 80」が正式公開 ~Webページを読みやすく表示する「リーダーモード」に対応

「Chromium」のゼロデイ脆弱性も修正、できるだけ早いアップデートを

「Opera」v74.0.3911.75

 ノルウェーのOpera Softwareは10月5日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 80」を正式公開した。ベースとなっている「Chromium」がM94へと更新されたほか、いくつかの改善が導入されている。

 「Opera 80」ではWebページをシンプルに読みやすく加工して表示する「リーダーモード」がサポートされ、必要に応じてアドレスバーの「本」アイコンをクリックすることでON/OFFできるようになった。編集部では確認できなかったが、試験機能画面(about:flags)で「Reader Mode」のフラグを有効化してWebブラウザーを再起動すると利用できるようになるはずだ。リーダーモードではフォントやそのサイズ、背景色などもカスタマイズできる。

試験機能画面(about:flags)で「Reader Mode」のフラグを有効化してWebブラウザーを再起動
Webページをシンプルに読みやすく加工して表示する「リーダーモード」。アドレスバーの「本」アイコンをクリックすることでON/OFFできる

 なお、このバージョンでは「Chromium」で発見されたゼロデイ脆弱性も修正されているとのこと。すでに悪用が確認されており、できるだけ早い対処が必要だ。

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。すでにインストール済みの場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることも可能。

 また、Windows 11環境ならば「ストア」アプリ(Microsoft Store)からインストールすることもできる。