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GeckoベースのWebブラウザー「Waterfox G4」が公開 ~SSE4.2非搭載CPUでは動作不能に
リリースモデルにはローリングリリースを採用
2021年10月25日 09:12
英Waterfox Limitedは10月19日(現地時間)、オープンソースで開発されているWebブラウザー「Waterfox」の第4世代となる「Waterfox G4」を公開した。Windows/macOS/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降に対応している。現在、公式サイトからダウンロード可能だ。
「Waterfox」は、「Firefox」が切り捨てたレガシーアドオンをサポートし続けている「Firefox」派生のWebブラウザー。一部の「Google Chrome」「Opera」用拡張機能にも対応するなどカスタマイズ性に富み、本家に「Firefox」先立っていち早く64bit版を公開するなど最新技術も積極的に取り入れている。本家「Firefox」に採用されている「Pocket」統合や新規タブページのスポンサータイルといった余計な機能を省き、プライバシーの重視を謳っている点も特徴だ。
「Waterfox G4」での大きな変更点は、SSE4.2の搭載のCPUが必須となったこと。SSE4.2はIntel Core iシリーズから搭載されている命令セットで、AMDのRyzenシリーズなどにも採用されているが、Intel Core 2シリーズ以前のCPUでは採用されていないため、古いマシンなどでは動作しなくなる。
加えて、レンダリングエンジンが「Gecko 91.3」ベースになったほか「Firefox」や旧「Waterfox」などのGeckoベースのWebブラウザーからブックマークなどをインポートできるようになるなどの改善も施されている。。
そのほか、リリースモデルにLinuxの一部ディストリビューションなどで採用されているローリングリリースを採用する方針が発表された。今後数カ月間テストされうまく更新が行えるようであれば、この方針に従ったリリースが開始されるという。また、モバイル版の開発計画の存在も明らかになっている。
ソフトウェア情報
- 「Waterfox」Windows版
- 【著作権者】
- Waterfox Limited
- 【対応OS】
- Windows 7以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- G4.0.0.1(21/10/20)