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「Waterfox」v56.2.5が公開 ~レガシーアドオンのカタログは次期メジャー更新に統合
不具合とセキュリティの修正を中心としたメンテナンスアップデート
2018年11月1日 16:45
レガシーアドオンに対応する「Firefox」派生ブラウザー「Waterfox」の最新版v56.2.5が、10月31日に公開された。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「Waterfox」は、「Firefox Quontum」より前に採用されていた“Australis”デザインを継承した「Firefox」派生ブラウザー。レガシーアドオンへの継続対応を表明するなど、カスタマイズ性を重視しているのが特徴。また、“Pocket”統合や新規タブページのスポンサータイルといった余計な機能を省き、プライバシーの重視を謳っているのも特徴といえる。
今回のアップデートは、不具合とセキュリティの修正を中心としたメンテナンスアップデート。「macOS Mojave」で発生していたレンダリング問題が解決されたほか、「Firefox ESR」v60.2.1/v60.2.2/v60.3で施されたセキュリティ修正がすべて取り込まれているという。
また、「Firefox」のレガシーアドオンを集めたアーカイブサイトが完成したようだ。このアーカイブサイトは“GitHub”のオープンソースプロジェクトで管理されており、過去15年間で12,538人のデベロッパーが開発した16,706のアドオン、75,929のバージョンが「Waterfox」のCDN(コンテンツデリバリネットワーク)でホストされる。CDNへのミラーリングに加え、バックアップが完了したとのことで、次のメジャーアップデートである「Waterfox」v56.3に統合されるという。
ソフトウェア情報
- 「Waterfox」
- 【著作権者】
- Alex Kontos 氏
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 56.2.5(18/10/31)