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「Foxit PDF Reader 11.2.1」の日本語版が公開 ~多数の脆弱性を修正

「Foxit PDF Editor」は電子帳簿保存法に対応するタイムスタンプの一括検証が可能に

「Foxit PDF Reader」v11.2.1

 (株)FoxitJapanは2月17日、無償のPDFビューワー「Foxit PDF Reader」の最新日本語版v11.2.1を公開した。最新版では、多数の脆弱性が修正されている。

 脆弱性の内容は、バッファオーバーフローやメモリリーク、解放後メモリ利用、範囲外の読み取り・書き込みなど多岐にわたる。任意コードの実行やクラッシュ、情報開示、特権昇格といった被害を及ぼす可能性があるため、なるべく早いアップデートをお勧めする。

 有償のPDF作成・編集ソフトウェア「Foxit PDF Editor」の日本語版も同日v11.2.1へアップデートされ、同様のセキュリティ修正が施されている。「Foxit PDF Editor」ではほかにも、最新版のアマノタイムスタンププラグインで、電子帳簿保存法に対応するタイムスタンプの一括検証が可能になった。

 すでに「Foxit PDF Reader」を利用している場合は、ソフトのアップデート機能を使ってバージョンアップが可能。アップデート機能を利用するには、リボンの[ヘルプ]タブにある[Foxit PDF Reader について]ボタンを押してバージョンダイアログを表示し、[更新を確認...]ボタンを押せばよい。

 「Foxit PDF Reader」は、64bit版を含むWindows 8/8.1/10/11に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Foxit PDF Reader」日本語版
【著作権者】
Foxit Software Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8/8.1/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.2.1(22/02/17)