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「Foxit PDF Reader 12」の日本語版が更新 ~リモートコード実行の脆弱性などを修正

「Foxit PDF Reader」日本語版v12.0.1.12430

 (株)FoxitJapanは9月15日、無償のPDFビューワー「Foxit PDF Reader」の最新日本語版v12.0.1を公開した。CVE番号ベースで19件の脆弱性に加え、「CNNVD(China National Vulnerability Database of Information Security)」で報告された脆弱性1件が修正されたセキュリティアップデートとなっている。

 修正された脆弱性は、JavaScript エンジン「V8」のバージョンが古かったため、範囲外読み込み(Out-of-Bounds Read)、型混乱、解放後メモリ利用(Use-after-Free)といった問題が発生するものをはじめ、多岐にわたる。リモートからコードを実行されたり、DoS攻撃にさらされる可能性があるため、なるべく早いアップデートをお勧めする。

 すでに「Foxit PDF Reader」を利用している場合は、ソフトのアップデート機能を使ってバージョンアップが可能。アップデート機能を利用するには、リボンの[ヘルプ]タブにある[Foxit PDF Reader について]ボタンを押してバージョンダイアログを表示し、[更新を確認...]ボタンを押せばよい。

 「Foxit PDF Reader」は、独自のPDFエンジンで軽快な動作を実現したPDFビューワー。Windows 8/10/11に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 なお、有償のPDF作成・編集ソフトウェア「Foxit PDF Editor」の日本語版も同日v12.0.1へアップデートされ、同様のセキュリティ修正が施されている。

ソフトウェア情報

「Foxit PDF Reader」日本語版
【著作権者】
Foxit Software Inc.
【対応OS】
Windows 8/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.0.1.12430(22/09/15)