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無償の軽量PDFビューワー「Foxit PDF Reader」日本語版がメジャーアップデート【17:55追記】

しおりの拡大・縮小やしおりの検索などの機能を追加

「Foxit PDF Reader」v13

 (株)FoxitJapanは10月24日、Windows版「Foxit PDF Reader」「Foxit PDF Editor 」日本語版のメジャーアップデートとなるv13をリリースした。

 「Foxit PDF Reader」「Foxit PDF Editor」は、独自のエンジンで軽快な動作を実現したPDFツール。「Foxit PDF Reader」は個人利用に限り、無償(法人での利用はライセンスの購入が必要)で利用できる。PDFの作成・編集にも対応した上位有償版「Foxit PDF Editor」は、永久ライセンスで15,290円。Windows版/Mac版がラインアップされている。

 今回のアップデートでは、「Foxit PDF Reader」に以下の新機能が投入された。

  • タイトルバーの外観をリニューアル、スキンをカスタマイズ可能に
  • キーワードによるしおりの検索や、しおりの拡大・縮小オプションの追加などしおり機能を強化
  • 描画注釈の回転への対応など、注釈機能を強化
  • 「Microsoft Edge WebView2」で埋め込まれたWebページの表示を改善
  • 円の面積の計測をサポート
  • 入力とサインの機能で、入力内容の色をカスタマイズ可能に
リニューアルされたしおり機能

 なお、有償版の「Foxit PDF Editor」はv13へのアップデートに伴い、買い切りライセンスとサブスクリプションライセンスとでセットアップファイルがそれぞれ個別に提供される。先行リリースされた買い切りライセンスの製品「Foxit PDF Editor」v13とは別に、サブスクリプションライセンスの製品を「Foxit PDF Editor 2023」として11月にリリース予定。

 またWindows用の「Foxit PDF Editor」では、従来の「Editor Pro」と「Editor」を統合し、「Editor Pro」相当の機能の製品が「Foxit PDF Editor」v13として販売される。

[2023年10月25日17:55編集部追記] 「Foxit PDF Editor」v13日本語版では脆弱性も修正されている。解放後メモリ利用などCVE番号ベースで11件の問題のほか、CVE番号が扶養されていない解放後メモリ利用の問題も含まれている。リモートでコードを実行される可能性もあるため、できる限り早いアップデートをお勧めする。

ソフトウェア情報

「Foxit PDF Reader」
【著作権者】
Foxit Software Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】
13(23/10/24)