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PDF文書を前回保存時の状態に戻す機能を追加した「Foxit PDF Reader 12」日本語版が公開

XFDF形式の注釈データの読み込み・書き出しが可能になったほか、17件の脆弱性も修正

「Foxit PDF Reader 12」日本語版

 (株)FoxitJapanは7月28日、フリーの高機能PDF閲覧ソフトの最新版「Foxit PDF Reader 12」をリリースした。本バージョンの主な変更点は、PDF文書を前回保存したバージョンに戻す機能が追加されたこと。

 前回保存バージョンに戻すには[ファイル]メニューの[復元]ボタンを押し、表示された確認ダイアログで[はい]を選べばよい。原稿の最終確認などで一時的にマーカーなどの編集を加えた後、編集前の状態に戻すといったケースで重宝しそうだ。

[ファイル]メニューの[復元]ボタン
確認ダイアログで[はい]を選ぶと前回保存した状態に戻る

 また、XFDF形式の注釈データの読み込み・書き出しが可能になったほか、EUTL(欧州連合トラステッドリスト)の信頼サービスプロバイダー(TSP)が発行した証明書の検証機能が強化された。さらに、3Dデータを組み込んだPDFでオブジェクトの断面を表示するクロスセクションとプロパティによる設定に対応している。

 そのほか、Zero Day InitiativeのCAN番号ベースで16件、中国の公的機関「CNNVD(China National Vulnerability Database of Information Security)」で報告された1件の脆弱性も修正された。同日公開されたPDFの作成・編集にも対応した上位有償版「Foxit PDF Editor」でも同様の脆弱性が修正されている。

 「Foxit PDF Reader」は、独自のPDFエンジンで軽快な動作を実現したPDFビューワー。Windows 8/10/11に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Foxit PDF Reader」
【著作権者】
Foxit Software Inc.
【対応OS】
Windows 8/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.0.0.12396(22/07/28)