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「NVIDIA CUDA Toolkit」に整数オーバーフローの脆弱性、v11.6 Update 2への更新を

任意コードの実行やサービス拒否(DoS)、情報漏洩につながる可能性

同社が公開したセキュリティ情報

 米NVIDIAは3月28日(現地時間)、「NVIDIA CUDA Toolkit」に整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2022-21821)があることを明らかにした。任意コードの実行やサービス拒否(DoS)、情報漏洩につながる可能性があるという。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、本脆弱性が影響するのはWindows版およびLinux版のv11.6 Update 2より前のバージョン。深刻度は「CVSS v3.1」の基本値で「7.8」と評価されている。

 同社はシステムを保護するため、「CUDA Toolkit」をv11.6 Update 2へアップデートするよう呼び掛けている。「CUDA Toolkit」は現在、同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。