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「NVIDIA CUDA Toolkit」に脆弱性 ~サービス拒否や情報漏洩につながるおそれ

v12.1へのアップデートを

同社が公開したセキュリティ情報

 米NVIDIAは3月1日(現地時間)、「NVIDIA CUDA Toolkit」に複数の脆弱性があることを明らかにした。

 今回公表された脆弱性は、以下の2件(括弧内は「CVSS v3.1」の基本値)。限定的なサービス拒否(DoS)および情報漏洩につながるおそれがある。

  • CVE-2023-0193:「cuobjdump」における境界外読み取りの脆弱性(4.4)
  • CVE-2023-0196:「cuobjdump」におけるNULLポインター逆参照の脆弱性(3.3)

 同社はシステムを保護するため、「CUDA Toolkit」をv12.1へアップデートするよう呼び掛けている。「CUDA Toolkit」は現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。