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NVIDIA製GPUディスプレイドライバーに追加の脆弱性修正

Windows 7/8.x環境、Kepler世代のGPUに対し新たなセキュリティアップデートが公開

同社が公開したセキュリティ情報

 米NVIDIAは12月20日(現地時間)、GPUディスプレイドライバーのセキュリティアップデートを実施した。2022年11月セキュリティ情報に1件の脆弱性追加があったようだ。

 追加された脆弱性はWindows版に影響し、境界外読み取りにより任意コードの実行、サービス拒否(DoS)、権限昇格、情報漏洩、データの改ざんなどにつながるという(CVE-2022-42267)。深刻度の評価は、「CVSS v3.1」のベーススコアで「7.8」。

 「GeForce」製品の場合、R525のバージョンに変更はないが、R470ではアップデートが必要だ。

  • R525:526.98
  • R470(Windows 10/11):474.14(「Kepler」シリーズのみ)
  • R470(Windows 7/8.x):474.11

 なお、Windows 7およびWindows 8/8.1のサポートは基本的に終了しているが、重要なセキュリティアップデートに関しては2024年9月まで提供される。Windows 10/11環境におけるKepler世代のGPUも同じ扱いだ。