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「Google ドキュメント」でMarkdown記法の一部が利用可能に ~今後も対応を拡充

「Google Workspace」だけでなく、個人の「Google アカウント」でも利用可能

公式ブログ「Google Workspace Updates」

 米Googleは3月29日(現地時間、以下同)、「Google ドキュメント」(Google Docs)のアップデートを発表した。Markdown記法の一部が利用可能になるという。

 「Markdown」は、書式(スタイル)付きテキストを記述するための軽量マークアップ記法。電子メールの本文などでよく使われるヘッダー・箇条書き・引用の記法がベースになっており、習得が比較的容易で、Wikiやブログなどで幅広く採用されている。

 今回のアップデートでは、「Google ドキュメント」でこのMarkdown記法が自動修正機能の一部として採用され、Markdownが検出されると自動で書式付きテキストへ変換されるようになる。わざわざツールバーやキーボードショートカットを使わなくても、スムーズにテキストを装飾できるようになるだろう。

 この機能は既定で無効化されており、利用するには[ツール]-[設定]ダイアログに新設された[Markdown を自動的に検出]オプションをONする必要がある。また、現時点でサポートされるMarkdown記法は以下の3つのみだ。

  • 箇条書き:「*」または「-」のあとに空白を続けると、その行は箇条書きと解釈される
  • 番号付きリスト:行頭に「(数字).」などと入力することで、番号付きリストに
  • チェックボックス:「[(テキスト)]」の後にスペースを入れると、自動的にチェックボックスへ自動修正される

 今後は見出し、イタリック・ボールド、打ち消し線、リンクといった要素にも対応していくとのこと。

今後は見出し、イタリック・ボールド、打ち消し線、リンクといった要素にも対応

 本機能は「Google Workspace」のユーザーだけでなく、個人の「Google アカウント」でも利用可能。29日より順次展開されるが、実際に機能が使えるようになるまでには、15日以上かかることがある。