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「Google ドキュメント」の内容に「Emoji 14.0」の絵文字でリアクション可能に

肌の色や性別を文字ごとに保持するようになったほか、ジェンダーニュートラルに対応

「Google ドキュメント」で絵文字によるリアクションが可能に

 米Googleは4月5日(現地時間、以下同)、「Google ドキュメント」の内容に絵文字を使っリアクションできる機能を追加したことを発表した。即時リリースドメインは4月5日から、計画的リリースドメインは4月20日から段階的にロールアウトされる。

 コメントや選択文字列からのポップアップに追加されたスマイルマーク型のボタンを押すと、絵文字が並んだピッカーが表示されるので好きなもの選べば絵文字によるリアクションを付加することが可能。また、利用できる絵文字セットは最新の「Emoji 14.0」に更新されている。

 「Emoji 14.0」は昨年9月に非営利団体Unicode Consortiumがリリースした最新の絵文字セット。既存の絵文字セットに37種類112個の新しい絵文字が追加され、総計3,633個となっている。

 また、性別別に用意された絵文字では男女の性差にとらわれない「ジェンダーニュートラル」にたいおうした。さらに、肌の色や性別の設定が1つ1つの絵文字ごとに保持されるようになっている。なお、絵文字の設定は「Google ドキュメント」と「Google Chat」と共通で、一方で指定した設定は、他方にも反映される。

 この変更は「Google Workspace」の全エディション、「G Suite」のBasic/Businessエディションのユーザーのほか、個人用のGoogle アカウントを持つユーザーも利用可能。管理者向けの設定項目はなく、ユーザーはデフォルトで機能がONになる。