ニュース
「Google ドキュメント」に概要の自動生成機能とページレスフォーマットが追加
今後、「Google スプレッドシート」のサジェスト機能もさらに拡張
2022年2月17日 07:55
米Googleは2月15日(現地時間、以下同)、「Google ドキュメント」に概要の自動生成機能と、ページレスフォーマットを追加したと発表した。即時リリース方式、計画的リリース方式のドメインともに2月15日から順次ロールアウトされる。フルロールアウトまでは15日以上かかる可能性があるとのこと。
自動で文書の要約を生成可能に
「Google ドキュメント」にはすでに、文書の見出しから目次を自動生成する機能を備えているが、今回追加された概要の自動生成機能ではさらに文書の要約を自動生成することが可能。要約は左サイドバーに表示された目次の上にある[+]ボタンを押すと自動生成され、手動で要約を編集することも可能。左サイドバーが表示されていない場合は、[表示]メニューから開ける。
概要の自動生成機能は、「Google Workspace」のEssentials/Business Starter/Business Standard/Business Plus/Enterprise Essentials/Enterprise Standard/Enterprise Plus/Education Plus/Frontlineプランなどで利用可能。「Google Workspace」のEducation Fundamentalsプランなどでは利用できない。
テキストエディターのように無限の編集スペースを確保
一方、ページレスフォーマットは文書からページの概念をなくし、テキストエディターのように無限の編集スペースを確保できる。レイアウトはウィンドウの表示サイズに合わせて自動で変更されるため、印刷を前提としない資料をWeb上で共同編集するといった場場合に互いの作業環境が異なっても気にならないだろう。ページレスフォーマットは[ファイル]-[ページ設定]メニューから切り替え可能だ。
ただし、ページレスフォーマットにするとヘッダー・フッターや、透かし、脚注などは表示されなくなる。データ自体は保持されているので、通常のページフォーマットに戻せば再び表示可能だ。また、ヘッダー・フッターや列、ページ番号などは追加できないので注意。
ページレスフォーマットは、すべての「Google Workspace」ユーザーと「G Suite」Basic/Businessユーザーが利用できる。
今後、「Google スプレッドシート」のサジェスト機能もさらに拡張
そのほか、「Google Workspace」で進められている新しいサービスエクスペリエンス「スマート キャンバス」では最近、各種ドキュメントに「@」を入力すると表示され、メンションやファイルなどを挿入できるメニュー「@メニュー」が拡張されている。また、今後数週間のうちに「Google スプレッドシート」に追加された数式のサジェスト機能もさらに拡張され、数式の修正を提案できるようになるという。