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「macOS Monterey 12.3.1」が公開、2件のゼロデイ脆弱性に対処

ハードウェア関連のトラブルも2件修正

「macOS Monterey 12.3.1」

 米Appleは3月31日(現地時間)、「macOS Monterey 12.3.1」をリリースした。本バージョンは、不具合と脆弱性に対処したマイナーアップデート。できるだけ早い適用をお勧めする。

 「macOS Monterey 12.3.1」で解決された不具合は、以下の2件。

  • Mac mini (2018)のセカンドディスプレイとしてUSB-CまたはThunderboltで接続された外部ディスプレイがオンにならない
  • 一部のBeatsヘッドフォンでオーディオを再生したあと、ゲームコントローラなどのBluetoothデバイスがMacから接続解除されることがある

 修正された脆弱性も、全部で2件。1件目は「AppleAVD」における境界外書き込みの欠陥(CVE-2022-22675)で、アプリケーションからカーネル権限で任意のコードをできてしまう可能性がある。この問題は「iOS」「iPadOS」にも影響し、すでに対策版の提供が開始されている。

 もう1件は、Intelのグラフィックスドライバーにおける入力検証の不備(CVE-2022-22674)。範囲外の読み取りの問題により、カーネルメモリが漏洩する可能性がある。

 いずれもすでに悪用の報告があるとのことで警戒が必要だ。