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「Windows Terminal Preview 1.14」が公開 ~背景指定に新しいオプション、全選択アクションも追加

「Windows Terminal 1.13」は正式版に

「Windows Terminal Preview」v1.14.143

 米Microsoftは5月24日(現地時間)、「Windows Terminal Preview 1.14」を公開した。次期バージョンに導入予定の新機能がテストされる。

 「Windows Terminal Preview 1.14」における目玉機能は、ウィンドウ全体に単一の背景画像を指定する試験オプションが導入されたこと。「Windows Terminal」はプロファイルごとに背景画像を指定できるが、タブを分割するとそれぞれに異なる背景画像が設定されてしまい、ウィンドウの一体感が損なわれる。しかし、設定ファイルに

"experimental.useBackgroundImageForWindow": true

を追加すると、「Windows Terminal」は最初(左上)のプロファイルの背景画像をウィンドウ全体に適用するようになる。

「PowerShell」プロファイルに背景画像を指定して、タブ分割を行った様子
試験オプションを有効にした様子

 また、新しいアクション「selectAll」が追加され、バッファー内のすべてのテキストを選択できるようになった。このアクションには初期状態で[Ctrl]+[Shift]+[A]キーが割り当てられている。

 「Windows Terminal」は、Microsoftが主導でオープンソースとして開発しているターミナルアプリ(ライセンスは「MIT License」)。DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンやUTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファーを備えたモダンな設計、複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えたり、ペインで画面分割して同時利用できるレイアウトの柔軟性、プロファイルベースの高いカスタマイズ性などが特徴だ。現在、「GitHub」や「Microsoft Store」から無償でダウンロードできる。

 なお、同日付けで「Windows Terminal 1.13」が正式リリースされている。このバージョンでは、設定画面のデザインがWindows 11に合わせてアップデートされた。対応OSが「Windows 10 バージョン 20H1」以降に変更されている点には注意したい。

ソフトウェア情報

「Windows Terminal」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 バージョン 20H1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.13.1143(22/05/24)
「Windows Terminal Preview」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 バージョン 20H1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.14.143(22/05/24)