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Windows 11とトレンドマイクロ製品に互換性問題 ~「KB5014019」適用環境で発生

パッチチューズデーまでに問題は解決される見込み

トレンドマイクロが公開したアドバイザリ

 トレンドマイクロの法人製品をインストールした環境に2022年5月のWindows 11/Server 2022向けプレビュー更新プログラム「KB5014019」を適用すると、互換性問題が発生するようだ。同社はアドバイザリを公開して注意を呼び掛けている。

 同社によると、「KB5014019」を適用してOSを再起動すると、「User Mode Hooking」(UMH)ドライバーが停止する可能性があるという。このコンポーネントはトレンドマイクロの複数のエンドポイント製品、サーバー保護製品で用いられており、ランサムウェア保護をはじめとする一部の高度な機能を担っている。

 同社は現在、この問題を調査中。

 「KB5014019」はオプションのパッチなので今のところ適用の義務はないが、6月15日に予定されている「パッチチューズデー」でセキュリティ修正とともに一般環境に配信される。同社はそれまでに問題を解決したい考えだ。