ニュース

「ウイルスバスター クラウド」に複数の脆弱性 ~JVNが注意喚起

情報漏洩や権限昇格につながる可能性

JVNの脆弱性レポート(JVNVU#93109244)

 脆弱性ポータルサイト「JVN」は8月17日、トレンドマイクロ社製のセキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」(Windows版)に関する脆弱性レポート(JVNVU#93109244)を公開した。複数の脆弱性が発見されたとして、注意を喚起している。

 脆弱性の内容は、以下の通り(括弧内はCVSS 3.0のスコア)。前者はv17.7に、後者はv17.0/v17.7に影響し、情報漏洩や権限昇格につながる可能性がある。

  • CVE-2022-30702:範囲外メモリ読み取り、危険なメソッドの公開(7.3)
  • CVE-2022-30703:危険なメソッドの公開(6.5)

 同社によると8月10日現在、本脆弱性を利用した攻撃を確認されていないとのこと。以下のバージョンへのアップデートが推奨されている。

  • v17.7.1472もしくはそれ以降
  • v17.0.1412もしくはそれ以降