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「Google Chrome 103」が安定版に ~新しいHTTPステータスコード「103 Early Hints」に対応

深刻度「Critical」を含む多くの脆弱性にも対処

「Google Chrome」v103.0.5060.53

 米Googleは6月21日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome 103」を安定(Stable)チャネルへリリースした。新しいHTTPレスポンスコード「103 Early Hints」のサポートがサポートされるなど、多くの新機能が導入されている。

 また、セキュリティ関連の変更として14件の脆弱性が対処された。CVE番号が公開されているのは9件で、なかでもメモリ解放後利用(Use after free)の欠陥(CVE-2022-2156)は深刻度が4段階中最高の「Critical」と評価されており、注意が必要だ。

 そのほかの脆弱性の深刻度評価は「High」が2件、「Medium」が3件、「Low」が3件となっている。これに加えて、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。