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Microsoft、新しいタスクバー検索のテストを開始 ~Dev版「Windows 11」Build 25158

タスクバーのウィジェットボタンには通知バッジ、「DNS over TLS」のテストも開始

「Windows 11 Insider Preview」Build 25158(rs_prerelease)がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは7月13日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 25158(rs_prerelease)をリリースした。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレードが可能。また、本ビルドにはISOイメージファイルも提供されている。

 DevチャネルはMicrosoftの開発者が長期的視点のもとに実装された実験的な機能を試す場だ。エキサイティングな新機能にいち早く触れられるという利点はあるが、動作が不安定なことがある。また、追加された新機能は製品版に導入されず、そのままお蔵入りする可能性もあるということはわきまえておきたい。

 Build 25158では、タスクバーのウィジェットボタンに通知バッジが追加された。重大なニュースが入ったときなどに表示されるようで、その詳細はウィジェットボードで確認できる。

タスクバーのウィジェットボタンに通知バッジが追加
その詳細はウィジェットボードで確認できる

 ただし、この機能は一部環境から段階的に有効化される。すべての環境で利用できるわけではない。

 また、Build 25120でアナウンスされたデスクトップWeb検索ボックスのテストが終了した。この機能は一部の環境で展開されていたが、OSを再起動させると削除される。

 その代わりに、本ビルド以降ではタスクバー検索の新しいビジュアルがテストされる。ビジュアルは複数用意されており、OSを再起動させると適用されることがある。

タスクバー検索の新しいビジュアルがテスト

 そのほかにも、「DNS over TLS」(DoT)のテストが開始される。DoTはWindows 11/Server 2022でサポートされている「DNS over TLS」(DoT)に類するDNSクエリの保護技術。DNSの問い合わせを暗号化することで、悪意ある第三者からの盗聴、傍受を防ぐことができる。

 なお、システム全般に影響する既知の問題は以下の通り。Devチャネルのプレビュービルドを導入する際は注意したい。

  • ゲームのチート防止システム「Easy Anti-Cheat」を使用している一部のゲームがクラッシュしたり、PCのバグチェックが発生する
  • 【新規】一部の環境で「SQL Server Management Studio」の起動に失敗するという報告があり調査中