ニュース

「Git」のコミットリストプラグインを強化した「EmEditor」v21.9.0が公開

CSV機能や比較も強化

「EmEditor Professional」v21.9.0

 米Emurasoftは8月10日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v21.9.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

アップデートされた「コミット リスト」プラグイン

 本バージョンの目玉は、アップデートされた「コミット リスト」プラグインだ。このプラグインはv21.8.0から導入されており、「Git」リポジトリのコミット履歴を表示することが可能。今回のアップデートでは新たに「変更」サイドバーが導入され、リポジトリの変更とステージング済みの変更を簡単に表示できるようになった。ファイル履歴の表示も高速化されているという。

【Git の使い方 - EmEditor (Windows 用テキストエディター) コミット リスト (Git) プラグイン】

 また、CSV機能も強化された。たとえば、ヘディング(見出し)の固定はこれまで列でしか行えなかったが、本バージョンでは行でも設定が可能。任意の列を非表示・再表示したり、右揃え・中央揃えにすることもできる。メインメニューもアップデートされており、ほぼすべてのCSV関連コマンドにアクセスできるようになったほか、列ヘディングの右クリックメニューも追加されている。

列だけでなく行でもヘディングを指定可能に

 そのほかにも、「EmEditor Professional」「EmEditor Free」の両方で比較機能が強化されている。ハイライト処理に改善が加えられたほか、文書に変更が加わると、それに応じて結果が自動で更新されるようになる。また、表示領域を越えてテキストを選択する際のスクロール速度が調整され、エディタビューからマウスが離れるほどスクロールが高速になる。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。永久ライセンスで40,040円、年間サブスクリプションで6,160円の有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、「Microsoft Store」から入手できるストア版も用意されている。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
年額税込み6,160円(2年目以降は半額)など (試用期間後は、個人利用のみで一部機能の制限された「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
21.9.0(22/08/10)