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ゼロデイ脆弱性に対処した「iOS/iPadOS 15.6.1」「macOS Monterey 12.5.1」が公開

カーネルと「WebKit」に任意コード実行の欠陥

「iOS 15.6.1」

 米Appleは8月17日(現地時間)、「iOS 15.6.1」「iPadOS 15.6.1」「macOS Monterey 12.5.1」を公開した。2件のゼロデイ脆弱性に対処した重要なセキュリティアップデートとなっている。

 修正内容は以下の通り。いずれもすでに悪用が確認されており、できるだけ早い対処が必要だ。

  • CVE-2022-32894:範囲外書き込みによりアプリケーションがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性がある
  • CVE-2022-32893:「WebKit」に範囲外書き込みの欠陥があり、悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性がある

 「iOS 15」はiPhone 6s以降、iPhone SE第1世代以降、iPod touch第7世代で利用可能。「iPadOS 15」の対応デバイスは、iPad Pro(すべてのモデル)、iPad第5世代以降、iPad mini 4以降、iPad Air 2以降。アップデートは自動更新機能により無償で提供されるが、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェア・アップデート]セクションから手動でアップデートすることもできる。

「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェア・アップデート]セクションから手動でアップデートすることも

 「macOS Monterey」は[システム環境設定]ダイアログの[ソフトウェア・アップデート]セクションから更新できる。