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Windows 11向け2022年8月Cリリース、「IE モード」が無反応になる問題などを解決

来月14日に一般提供へ

Microsoft、Windows 11などに対しCパッチをリリース

 米Microsoftは8月25日(現地時間、以下同)、2022年8月のプレビュー更新プログラムをWindows 11向けにリリースした。主な変更として、以下が案内されている。

  • USBプリンターの問題に対処。プリンターを再起動したり、再インストールした後に誤動作する可能性がある
  • 「Windows 11 SE」が一部の「Microsoft Store」アプリケーションを信頼できない問題に対処。アプリをダウンロードできなくなる場合がある
  • 特定のBluetoothオーディオヘッドセットで、プログレスバーを調整すると再生が停止する可能性がある問題を修正
  • 「IE モード」を使用していると「Microsoft Edge」が応答しなくなる既知の問題を解決。ダイアログを操作できない問題もあった

 今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないパッチ(Cリリース)。米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。「Windows Update」を手動でチェックしない限りインストールされることはない。

 これはあくまでも「オプション」として配信されており、かならずしも適用する必要はないが、新機能をいち早く試してみたい場合は試してみてもよいだろう。不具合の修正も含まれているので、トラブルに悩まされている場合はインストールすることで解決されることもある。

 なお、「Windows 10 バージョン 21H1/21H2」の2022年8月Cリリースはまだ公開されていない。来週にもリリースされるものと思われる。

  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5016691
  • Windows 10 バージョン 21H1/21H2:(未リリース)
  • Windows Server 2022:KB5016693(16日にリリース済み)
  • Windows Server 2019:KB5016690(23日にリリース済み)

 また、「Windows Server 2019」のCリリース(オプション)は9月20日以降、提供されなくなるとのこと。Bリリース(必須)のみの提供となる。