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ソニーが無料で誰でもVTuber体験できる機能を「ToF AR Lab」に追加
被写体の深度情報を用いて手指の細かな動きまでもアバターに反映可能
2022年10月5日 08:30
ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)は10月3日、誰でも気軽にVTuber(バーチャルYouTuber)を体験できる機能を追加したスマートフォン向けアプリ「ToF AR Lab」を拡張して公開した。無料で利用可能で、対応OSはAndroid/iOS。Android版は10月11日に拡張リリース予定。
お手持ちのスマートフォンで気軽に#バーチャルYouTuber体験ができる、スマートフォン向けのアプリケーション「ToF AR Lab」を拡張し、本日リリースしました!
— ソニーセミコンダクタソリューションズグループ (@SonySemicon_JP)October 3, 2022
皆さんも是非、#VTuberを体験してみてください!
詳細はこちら👇https://t.co/wDaknkulJvpic.twitter.com/fbBGIOzoZh
「ToF AR Lab」は、手持ちのスマートフォン搭載のカメラを使って画面に映し出された現実風景に、バーチャルの視覚情報を重ねて表示できるスマホ向けアプリ。今年6月15日に同社より一般公開された、ゲームエンジン「Unity」で開発可能なSDK「ToF AR」を用いて自社開発されたものだ。
今回の機能アップデートにより、カメラで写した人間の動きのデータが取り込まれ、それをあらかじめ用意された3Dの仮想キャラクター(アバター)の動きに反映。従来のVTuber用アプリでは、細かい動きの再現が難しいという課題があったが、本アプリは「ToFカメラ」などで取得した被写体の深度(奥行き)情報を利用することで、手や指の細かな動きまでをアバターに反映し、よりスムーズで違和感のない体験を可能にしたという。
また「ToF AR Lab」では、VTuber体験に加え、深度情報をもとに周辺環境を画面上で三次元化する「メッシュ処理機能」を用いて画面上に3Dの仮想空間(メタバース)を作り出す「SandBoxRoom」、まるで水の中にいるようなバーチャル体験ができる「IceWater」、現実風景における壁や床などを手や足で触れる動作により、バーチャルな蝶を飛ばすことができる「Kirigami」などの機能も体験可能だ。