ニュース

「Dropbox Capture」が正式版に ~無料のデスクトップ撮影・編集・共有ツール

「Dropbox DocSend」、「Dropbox Sign」もアップデート

Dropbox Japan、「Dropbox Capture」の提供を開始

 Dropbox Japan(株)は10月26日、「Dropbox Capture」を提供開始を発表した。併せて「Dropbox DocSend」、「Dropbox Sign」の最新アップデートもアナウンスされている。

Dropbox Capture

 「Dropbox Capture」は、デスクトップを撮影・録画してクラウドへアップロードし、他のユーザーと簡単に共有できるツール。撮影したスクリーンショットに注釈を加えたり、録画にWebカメラの映像を合成してナレーション付きの解説動画を作成したり、録画にクローズドキャプション(字幕)を追加するなどして、文字だけでは説明しにくいことをわかりやすく伝えることができる。

「Dropbox Capture」で作成できる動画のイメージ

 昨年からベータ版のテストが続けられていたが、最近になって「Microsoft Store」からも入手できるようになった。

 今後「Dropbox Capture」は正式版として提供されるが、無償の「Basic」プランや「Plus」、「Family」プランでも引き続き無償で提供される。ただし、録画は1080pで最大2時間、編集は動画で5分以下に制限される。

「Professional」、「Standard」、「Advanced」、「Enterprise」の各プランでは動画をストレージの上限まで4Kで録画できるだけでなく、あらゆる長さの動画メッセージを編集できる。

Dropbox Sign

 「Dropbox Sign」は、これまで「HelloSign」と呼ばれていた電子署名ソリューション。同日より「Dropbox Sign」に名前を変えて展開される。

 「Dropbox Sign」は無料の「Free」プランを含むすべてのプランで、署名者が自分自身のみの場合は無制限に利用可能。さらに「Standard」、「Premium」プランをを契約することで「Dropbox Forms」も利用できるようになる。「Dropbox Forms」とのやりとりは1カ月につき50回まで追加料金なしで利用できるため、書類の対応を「Dropbox」上で完結できる。

Dropbox DocSend

 「Dropbox DocSend」は、動画を簡単に共有できるサービス。本日のアップデートでは分析機能がアップデートされ、再生の完了率、視聴時間やジオタギング(位置情報を示すメタデータ)などの情報が得られるようになった。年内には「Dropbox Capture」も組み込まれ、動画メッセージの録画、送付、分析をすべて「Dropbox」で行えるようにするとのこと。

動画を簡単に共有できる「Dropbox DocSend」

 なお、「Dropbox DocSend」は英語のみの提供となる。