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DropboxがWebブラウザー上で複数人参加&リアルタイム可能な動画プロジェクトレビューツールを提供

同じ動画を視聴しながら確認と承認をワンストップで

Dropboxが動画プロジェクト管理ツール「Dropbox Replay」の提供を開始

 Dropbox Japan(株)は4月26日、動画プロジェクト管理ツール「Dropbox Replay」の提供を開始した。同ツールは「Dropbox」のユーザーであれば公式サイトからWebブラウザー上で利用可能。「Dropbox」の個人向け無料プラン「Basic」でも利用できる。

 「Dropbox Replay」は、動画・画像・音声の確認と承認をワンストップで迅速に行なうことを可能にした新製品。動画を日常的に扱うフリーランスや小規模チームをメインターゲットとし、「世界中に分散している同僚やクライアントからのフィードバックや承認を整理して管理する」ための新たなコラボレーションツールとして提供される。

Webブラウザー上でフレーム単位のコメント付けが可能

 とりわけ注目したいのが「ライブレビュー機能」。これは共同作業者が同時に動画を視聴し、マーカーや注釈コメントをリアルタイムで確認可能なものだ。チーム全体で同じ情報を共有できることで、動画プロジェクトへのフィードバックを共同編集者と何度も繰り返しやり取りする必要がなくなる。ほかにも、特定範囲のフレームにコメントを残したり、ファイルの全バージョンを1カ所で整理したりすることも可能だ。

「ライブレビュー機能」で試写室をバーチャルに再現

 そのほか、すべてのDropboxのプランで下記の機能も利用できるが、「Dropbox Replay」にアップロードできるファイルは4つに制限される。共有リンクを使用すれば、Dropbox アカウントがなくても動画プロジェクトへの参加は可能だ。

  • コメントのピン留め
    コメントをブックマークとしてピン留めして素早くアクセスし、あらかじめ入力されたラベルやカスタムラベルを追加
  • コメントのフィルタリング
    コメントをコメント者名やラベルでフィルタリング
Dropboxプランでも「Replay」の機能限定バージョンが利用可能

 また、Plus/Pro/Standard/Advancedの各プランでは、追加料金を支払うことでプレミアム機能を利用可能。価格は年間プランが月額1,200円、月払いプランが月額1,500円(いずれも税別)となっている。プランの容量上限までファイル数無制限でアップロードできるほか、下記の追加機能も使用できる。

  • 動画の書き起こしと字幕
    動画に含まれる音声の書き起こしとクローズドキャプション(CC)自動生成の確認
  • 締め切りを設定
    共同作業者のフィードバックの締め切りを設定
  • 「Dropbox」にアーカイブ
    完成したプロジェクトを「Dropbox」にアーカイブ

 なお、「Dropbox Replay」は「Blackmagic Design DaVinci Resolve」、「Adobe Premiere Pro」、「LumaFusion」、「WeVideo」、「Apple Final Cut Pro」(近日対応予定)などと統合されている。各種編集ソフトから「Replay」に動画を直接アップロードできるため、シームレスにフィードバックを提供・対応できるとのこと。