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NVENC AV1エンコーダーを搭載した「OBS Studio 28.1」が正式版に
「RTX 40」シリーズのビデオカードでのみ利用可能
2022年11月1日 11:00
ライブ配信ソフト「OBS Studio」の最新版v28.1が、11月1日に公開された。Windows版でNVENC AV1エンコーダーが追加されている。
「NVENC」は、最近のNVIDIA製GPUに搭載されているハードウェアエンコーダー。動画のエンコード処理をGPU内蔵の専用ハードウェアで行うことで、GPUでソフトウェア処理するよりもエンコードにかかる時間を大幅に短縮できる。
今回追加されたNVENC AV1エンコーダーは、「RTX 40」シリーズのビデオカードでのみ利用可能。また、「OBS」のデフォルトである「NV12」および「P010」カラーフォーマットでのみ機能する。高度な出力モードの「再スケーリング」機能もサポートされない。
そのほかにも、NVENCプリセットがアップデート。プリセット、チューニング、マルチパスモードの3つの異なる設定に分割された。「Windows 11 バージョン 22H2」でゲームが正しくキャプチャーされない問題や、「Steam」版がApple Siliconデバイスであるにもかかわらずx86_64バージョンを起動する問題、仮想カメラのクラッシュなども修正されている。
「OBS Studio」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のビデオ録画・生放送ツール(「OBS」は「Open Broadcaster Software Studio」の略)。リアルタイムで映像・音声をキャプチャーし、ミキシングやフィルター、シーンの切り替えといった操作を行いながら、さまざまな動画・音声サービスへ配信することができる。また、強力なAPIを備えており、プラグインで機能をニーズに応えたカスタマイズが行える点も人気だ。
対応OSはWindows/Mac/Linuxで、Windows版はWindows 8.1以降で利用可能。現在、公式サイト「obsproject.com」から無償でダウンロードできる。ライセンスは「GNU General Public License(GPL) v2.0」。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「OBS Studio」
- 【著作権者】
- OBS Project
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 28.1(22/11/01)