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認証アプリ「Microsoft Authenticator」がApple Watch対応を終了へ

2023年1月アップデートで

認証アプリ「Microsoft Authenticator」がApple Watch対応を終了へ

 米Microsoftは認証アプリ「Microsoft Authenticator」の2023年1月アップデートで、Apple Watch対応を終了する。自社のサポートサイトで明らかにした。

 「Microsoft Authenticator」は、パスワードレスでのサインインを実現する無償のモバイルアプリ。たとえばPCで「Microsoft アカウント」へのログインが必要になると、それを自分のスマートフォンへ通知し、そこで承認アクションをとるだけでPCでのログインが完了する。PCの「Microsoft Edge」などで保存したパスワード・支払情報・住所を同期して、iOS/Androidで自動入力(オートフィル)することも可能。

 「Microsoft Authenticator」にはwatchOS向けのコンパニオンアプリもあり、ログイン通知をApple Watchで受け取って、その場で承認アクションを行うことができたが、これはセキュリティ機能との互換性がないという理由で将来的に削除される予定。同社はApple Watchから「Microsoft Authenticator」アプリを削除するよう呼び掛けている。

 なお、この変更はApple Watchにのみ影響する。他のデバイスでは引き続き利用可能だ。