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2022年12月のパッチでWindows 10端末がブルースクリーンに、Microsoftが修復方法を案内【1月12日追記】
Windows回復環境(WinRE)での作業が必要
2022年12月19日 07:45
米Microsoftは12月17日(現地時間)、当月のWindows 10向けセキュリティ更新プログラム「KB5021233」に新たな問題が発見されたことを明らかにした。一部のデバイスで「0xc000021a」というブルースクリーン(BSoD)エラーが発生することがあるという。同社は現在、解決策を検討中。
この症状が発生する可能性のあるプラットフォームは、以下の通り。Windows 11やサーバーOSには影響しないようだ。
- Windows 10 バージョン 22H2
- Windows 10 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H1
- Windows 10 バージョン 20H2
同社によると、この問題は「C:¥windows¥system32」と「C:¥windows¥system32¥drivers」にある「hidparse.sys」のファイルバージョンが一致せず、クリーンアップ時に署名検証に失敗するのが原因だという(Windowsが「C:¥windows」にインストールされていると仮定)。
問題を解決するには、Windows回復環境(WinRE)を利用する必要がある。
- 「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[回復]-[PC の起動をカスタマイズする]セクションにある[今すぐ再起動]ボタンを押し、「WinRE」環境へ移る
- [トラブルシューティング]-[詳細オプション]画面へ進む
- [コマンド プロンプト]ボタンを押す。必要に応じてデバイスが再起動するのを待ったり、パスワードでデバイスにサインインしなければならない場合がある
- 「コマンド プロンプト」が起動したら、以下のコマンドを実行する(Windowsが「C:¥windows」にインストールされているごく一般的な場合。それ以外は自分の環境に合わせてカスタマイズする必要がある)
xcopy C:¥windows¥system32¥drivers¥hidparse.sys C:¥windows¥system32¥hidparse.sys
- コマンドが環境したら「exit」と入力して「コマンド プロンプト」を終了。[続行]ボタンで「WinRE」環境を終了する。作業はこれで完了で、Windowsが正常に起動するはずだ。
なお、「C:¥windows¥system32」にある「hidparse.sys」を削除することは推奨されていないので注意。
【2023年1月12日追記】 本問題は、2023年1月の月例セキュリティ更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)で解決された。下記の記事も参照されたい。