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あの「いらすとや」が画像生成AIに! モバイルアプリ「AIピカソ」が画風を習得

iOS/Android対応、基本無料

「馬に乗る宇宙飛行士」を「AIいらすとや」に描いてもらった例

 AIお絵描きアプリ「AIピカソ」を提供するAI Picasso(株)は12月20日、フリーのイラストサイトとして著名な「いらすとや」との提携を発表。「AIピカソ」にいらすとや風のイラストを生成することができるAIモデル「AIいらすとや」を追加した。

 「AIピカソ」は、入力したテキストをもとにAIが画像を生成するモバイルアプリ。絵心のない人でも「猫耳の女の子」「富士山。浮世絵。」のような簡単な説明を入力するだけで、思い描いていた絵を得ることができる。また、画像の一部を塗りつぶしてその部分をAIに補完させたり、簡単なラフ画(下絵)を描いて続きをAIに任せることも可能。内部では「Stable Diffusion」が利用されているようだ。対応OSは「iOS 14.0」以降、「Android 5.0」以降。

 いらすとや風の画像を生成するには、テキストを入力して、スタイルとして「いらすとや風」を指定すればよい。[生成]ボタンを押すと、ユーザーに代わってAIがイラストを描いてくれる。

テキストを入力して、スタイルとして「いらすとや風」を指定
「歩く人工知能」
「ケーキを食べる女の子」

 なお、本機能は現在のところベータ版という扱いだ。そのためフリー素材の利用は許可されていないが、SNSにシェアするなどして楽しむことはできる。将来的にはユーザーが生成したいらすとや風の画像を閲覧・ダウンロードできるサイトの開設する予定で、こちらの画像はフリー素材として利用できるようになるとのこと。

 また、本ソフトは無償で利用できるが、一日に生成できる画像の数には制限がある。この制限を解除するには「Pro」プラン(年額4,444円など)に加入する必要がある。