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PC/MacからAndroid端末を操作できるツール「scrcpy」が「Android 13」に対応

高精度タッチパッドもサポート、従来よりも滑らかにスクロール

「scrcpy」v1.25

 PC/MacからAndroid端末を操作できるツール「scrcpy」が、12月22日にv1.25へとアップデートされた。本バージョンでは、「Android 13」に対応。最近のメソッドシグネチャーの変更によりコピー&ペーストができなくなっていた問題が解決された。

 また、ノートPCのタッチパッドなどが対応している場合に、高精度スクロール(High-precision scrolling)が利用できるようになった。2本指ジェスチャーでスクロールする際も、以前よりも滑らかに動作する。

従来のスクロール
高精度スクロール対応デバイスの場合

 そのほかにも、複数のデバイスが接続されている場合に「bash」と「zsh」で[Tab]キーを用いたシリアルデバイスの補完がサポートされた。Linuxではメニューショートカットの拡充も行われている。

 「scrcpy」は、USB/Wi-Fi接続されたAndroid端末の画面をPCで表示・操作できるアプリケーション。コマンドラインオプションを指定すれば表示のカスタマイズ(拡大・縮小・回転など)や、操作の録画が可能で、動作も軽快だ。ドラッグ&ドロップでアプリ(APK)のインストールやファイルのコピーも行える。現在、「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。Windows/Mac/Linuxに対応しており、ライセンスは「Apache License 2.0」。

ソフトウェア情報

「scrcpy」
【著作権者】
Genymobile
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.25(22/12/22)