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Beta版「Windows 11」にも今年初の更新 ~[スタート]の検索ボックスをちょっと変更

プレビュー版「.NET Framework」のアップデートがオプションに、ユーザー側で制御可能

「Windows 11 Insider Preview」Build 22623.1095/22621.1095がBetaチャネルで提供開始

 米Microsoftは1月5日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドのBetaチャネルをアップデートした(KB5022364)。今回のフライトも、以下の2つのバージョンが配信されている。

  • Build 22623.1095:新機能がロールアウトされるビルド
  • Build 22621.1095:新機能が既定で無効化されるビルド

 以前にBuild 22622(新機能が有効なビルド)を利用していた場合は、イネーブルメントパッケージでBuild 22623へ自動移行される。新機能が既定で無効化されているビルドから有効化されているビルドへ移りたい場合は、「Windows Update」を手動でチェックするとよい。

 Build 22623.1095における変更点は、新しくなった「クイック アシスト」が[スタート]画面の「Windows ツール」フォルダーから「すべてのアプリ」直下へ移されたことのみ。キーワード検索を用いなくても、「クイック アシスト」を見つけやすくなった。

 そのほかにも、両ビルド共通で[スタート]画面の検索ボックスに新しいデザインが導入された。タスクバーの検索ボックスに合わせ、角丸になっている。

[スタート]画面の検索ボックスがタスクバーに併せて角丸に

 また、プレビュー版「.NET Framework」の更新方法が変更された。これまでは「Windows Update」をチェックすると勝手にダウンロード・インストールされてしまっていたが、今後は「設定」アプリの[Windows Update]-[詳細オプション]-[オプションの更新プログラム]セクションで制御できるようになるようだ。

「設定」アプリの[Windows Update]-[詳細オプション]-[オプションの更新プログラム]セクション

 「Windows Insider Preview Program」は、製品としてリリースされる前のプレビュー版のOSを試すことのできるパイロットプログラム。Betaチャネルは開発初期のDevチャネルと製品リリース間近のRelease Previewチャネルの間に位置し、さまざまな新機能がテストされる。Devチャネルほどではないが、不具合が含まれている点には注意したい。