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「Windows 11 バージョン 22H2」にMSIXアプリが起動できなくなるトラブル
「復元ポイント」でシステムをロールバックした環境で発生
2023年1月19日 14:48
米Microsoftは1月18日(現地時間)、サポートドキュメント「KB5023152」を公開した。「Windows 11 バージョン 22H2」でWindowsアプリを起動しようとすると、エラーメッセージが表示され、起動しないことがあるという。
この問題は、「復元ポイント」機能を用いてシステムを以前の状態へロールバックした際に、MSIX形式のアプリパッケージを利用する一部のWindowsアプリで発生する。具体的な症状は、以下の通り。
- アプリが起動せず、エラーメッセージが表示される
- [スタート]画面に複数のアプリが登録される
- アプリを起動しても反応しない
- I/Oエラーが発生し、アプリが応答しなくなったり、クラッシュする
- エラーのあと再びアプリを起動すると、実行される
「MSIX」は、Windowsアプリケーションで広く採用されているインストールパッケージ「MSI」の後継となるフォーマット。「ユニバーサル Windows プラットフォーム」(UWP)アプリケーションのフォーマット(APPX)の長所を取り込み、サンドボックス化によるセキュリティや安定性の向上、ストリーミングインストールや差分アップデートによるストレージ・ネットワークの負担軽減が図られている。
この症状は、以下のMicrosoftアプリで確認されている。これ以外のアプリでも、MSIX形式のアプリパッケージを利用するアプリであれば発生する可能性がある。
- メモ帳
- ペイント
- Microsoft Office
- コルタナ
- ターミナル(Windows Terminal)
同社は回避策として、以下を案内している。
- アプリを再度起動してみる
- 「Microsoft Store」からアプリを再インストールしてみる
- アプリを最初にインストールした元のソースから再インストールしてみる
- 「Windows Update」を実行してみる